朝起きてからしばらく腰が痛い、
歩き始めに腰が痛い、
椅子から立つとき腰が痛い、
など、
動き始めに腰痛が出る人は、
腰回りが固まりがちです。
動くことで腰回りがほぐれて痛みも治まります。
動き始めに腰が痛い原因
腰回りが固まり動き始めに腰が痛い原因は、
具体的には、
腰回りの筋肉や筋膜・腱などの滑走障害や、
仙腸関節、股関節、背骨の椎間関節などの可動制限が考えられます。
滑走障害とは、
腰部の筋肉や腱・筋膜は何層かに重なっていますが、それらの組織間のすべりが悪い状態です。
動いているとすべりが良くなり痛みも治まります。
関節の可動制限があると、
関節を動かす筋肉に余計な負荷がかかったり、関節周りの靭帯などが無理に伸長され痛みを発します。
動いていると、正常な関節が制限のある関節を補って動く(補正作用/代償作用)ようになるため痛みが治まります。
動き始めの腰痛を治すには
滑走障害だけの問題でしたら、痛みは数日で自然に治まる可能性もあります。
痛みがいつまでも出る場合は、関節可動制限がある可能性が高く、将来的には一日中鈍痛が出るようになります。
根本的に改善するには、可動制限のある関節を正常化する必要があります。