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仙腸関節機能障害

仙腸関節とは、仙骨と寛骨(腸骨・坐骨・恥骨が癒合したもの)からなる関節で、上体の重みを支える関節です。

骨盤の各部位の名称
骨盤の関節名称と動きの図

仙腸関節機能障害により骨盤が広がっている図と狭くなっている図

仙腸関節機能障害からくる症状

身体を動かすとき骨盤周辺が痛い
動作を始めるときに痛みが出る
・歩き始め
・座っていて立ち上がるとき
・寝返り
など
歩いていると骨盤周りや股関節、膝、足、踵なが痛くなってくる。
その他、骨盤がスムーズに動かないため、骨盤周りや下肢に様々な症状が出る可能性があります。

仙腸関節の前後の動きのアニメーション
仙腸関節の正常の動きと機能障害の比較アニメーション

仙腸関節機能障害になる原因

何かの拍子に身体を捻った、転んだ
普段しない姿勢や動作をしていた
・帰省のため長時間間座っていた
・引っ越しの荷造り、大掃除など普段やらないことをした
・草むしりなど腰に負担が掛かる姿勢をしていた
・足を怪我して松葉つえをついていた
・妊娠・出産
など

普段の生活習慣で偏った身体の使い方をしている
・カバンの持ち方がいつも同じ
・テレビを見るとき少し身体を捻っている
・パソコンが正面に置いてない
・横向きに寝る
・脚を組んで座るなど身体を捻っていた
・横座り
など

症状が出たきっかけが分からない場合は、生活習慣からきていることが多いです。
また、ご本人的には普通のことと思ってやっている動作がダメだったりします。

仙腸関節機能障害の予防法

歩幅を広めに歩くと仙腸関節の運動になります。
腰を動かすエクササイズもいいですが、いきなり無理すると腰を痛めてしまうので注意が必要です。

仙腸関節に限らず、関節が機能障害になるのを防ぐには、とにかく動かすことです。
関節は本来動くものですから、動かすことで関節液(潤滑液)の分泌が活発になり関節の正常な動きをキープします。

※すでに痛みが出ている場合は、悪化する場合がありますので無理に動かすことはしないでください。