ここでは、
腰が痛くて顔を洗うのが大変、
しゃがむ時腰が曲がらない、
前傾姿勢になるのが怖い、
椅子に座る動作がつらい、
腰が痛くて寝返りをするのがつらい、
身体を曲げると腰がギクッとなりそうで痛みもある、
ぎっくり腰になりそう、
軽いぎっくり腰かも?、
など、
身体を前に曲げようとすると腰に痛みが出て、無理に曲げるとブチッとなりそうな状態、
腰に痛みが出るためほとんど体幹を前傾できない、
という場合の自分でできる対処法をご紹介します。
動作に関係なく痛みがある場合は靭帯や筋肉などの組織を傷めている可能性があります。
その場合、ここでご紹介する対処法は適応外です。
よくある前傾で腰が痛い原因
前傾で腰が痛い原因として、
仙骨と腰仙部のあたりの組織が硬く伸縮性がなくなり、身体を前傾したとき、その上位の腰の筋肉や筋膜、関節などが過剰に伸張され痛みが出る、ということが考えられます。
対処法としては、身体を前傾するときに仙骨と腰仙部のあたりの組織が伸張できるようにすることです。
適応かどうかの検査
最初にここでご紹介する対処法が適応かどうかを確認します。
適応でない場合は悪化することがありますので行わないでください。
上図の部位に出る痛みが対象です。
他の部位が痛む場合は対象外です。
姿勢は、立位か椅子に座って行います。
仙骨と腰仙部のあたりの組織の伸縮性を確認します。
仙骨と腰仙部に指を当て、動ける範囲で身体を前傾します。
このとき、身体の前傾に連動して、指を当てている部位の皮膚が上に動いていくか否かをみます。
腰が痛む側の皮膚が、上に動いていけば、伸縮性があるのでこのページでご紹介している対処法は対象外です。
腰が痛む側の皮膚が、上に動いてかなければ、伸縮性がなくなっているのでこのページでご紹介している対処法で改善する可能性があります。
やり方
姿勢は、立位か椅子に座って行います。
身体の前傾に連動して、自然に伸びないところを手指で補助して動かします。
仙骨と腰仙部に指を当て(検査と同じ部位)、多少圧をかけて表面の皮膚から奥の骨までを押さえつけ身体の前傾にあわせて上に持ち上げます。
前傾に連動して仙骨と腰仙部の組織が動くように意識します。
これを数回繰り返します。
仙骨と腰仙部の表面の組織が動いてくると、前傾の角度が深くなったり、前傾してもギクッとした痛みもでなくなります。
もし、やってみて、
再度検査して皮膚が身体の前傾に連動して動くようになっているのに痛みや前傾できる角度も変わらない場合、原因は他にある可能性がありますので、このページで診ご紹介している対処法は続けないでください。