高津整体院 > 症例 > 右腰から右大腿外側に違和感

右腰から右大腿外側に違和感(症例)

主訴

右腰から右大腿外側に違和感がでる。
日常困るとか辛いとかいうことはないが気になる。
70歳代、男性。
デスクワーク。

右腰から右大腿外側に違和感がでる(症例)

問診

違和感がでる部位は?

右仙腸関節から腸骨、大腿筋膜張筋のあたりまで繋がっている感じ。

いつから?きっかけは?

1週前に腰を捻ってから。

違和感がでるタイミングは?

立っていて、何気なく右にある物を取ろうとして不意に右脚に体重が乗ったときなど。

評価

立位で『不意に』な感じで右脚に体重を乗せると違和感がでるのを再現した。

仙腸関節の可動性検査

立位、
右AS腸骨、左PI腸骨。

座位、
右AS腸骨。

脊柱の可動性と触診

座位で前傾時、
腰椎の右椎間関節の可動性がない。

伏臥位での触診、
脊柱全体的にほとんど可動性がない。
胸郭も柔軟性がない。
腰椎から頸椎までほとんど真直ぐで弯曲が小さい。
腰椎のアライメント(並び)がずれている。

施術

六層連動操法

股関節、
右仙腸関節、
腰仙部、
肋椎関節、
胸肋関節、
肋骨間、
胸椎椎間関節、
を一通り調整した。
元々、脊柱の柔軟性がないと思われ、無理をすると傷める可能性があり最終可動域まで動かさず軽めに調整した。

施術後評価

最初の評価で再現した、立位で『不意に』な感じで右脚に体重を乗せたときの違和感は出なくなった。

考察

下位の腰椎が変位した状態で、仙腸関節、腰仙関節、L4~5の腰椎椎間関節にそれぞれ可動制限があった。
簡単に言うと、腰椎と骨盤が捻れた状態で固まっていた。
そのため、体重移動時、骨盤周りの靭帯や筋肉に不自然な負荷がかかり、違和感となっていたと思われる。