高津整体院 > 鼡径部股関節の痛み

鼡径部股関節周りの痛み

鼡径部痛

鼡径部とは、身体の前側で脚の付け根あたりを指します。
鼡径部の位置

鼡径部まわりの組織

鼡径部には鼡径靭帯があり、鼡径靭帯と寛骨との間を腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)、大腿動脈、大腿静脈、大腿神経、外側大腿皮神経、陰部大腿神経大腿枝、副閉鎖神経、リンパ管などが通ります。

鼡径靭帯には、腹筋の筋膜や大腿の筋膜が付着します。

奥には股関節があります。

鼡径部股関節の位置

股関節

股関節は、そけい部の中央やや下の奥にあり、関節包で覆われ、腸骨大腿靭帯、恥骨大腿靭帯、坐骨大腿靭帯で補強されています。
股関節の靭帯、腸骨大腿靭帯、恥骨大腿靭帯、坐骨大腿靭帯

股関節は、骨盤を横から見た時、骨盤下部のやや前の方にあります。
関節面は、斜めやや下前方外側を向いています。
骨盤の歪みや傾きによっては可動域に制限を受けます。
骨盤の傾斜と股関節の可動域制限

股関節中間位と屈曲位での大腿直筋直頭と大腿直筋反回頭

股関節痛

股関節を動かす筋肉が硬い

股関節を動かす筋肉の一部が硬くなり筋力バランスが崩れると、股関節の回転軸がその硬い筋肉寄りにズレるため、動作時に引っ掛かりが発生し、組織が潰されるような引っかかるような痛みが出ることがあります。

歩く、走る、イスから立ち上がるなどの動作時に、
脚の付け根の前側が痛くなったり、
体操、ヨガ、ストレッチなどで、膝を抱えるような動作の時、
『引っかかるような』『詰まるような』『挟まるような』痛みがでます。

骨盤の歪み

股関節の形と位置と、骨盤の関節である仙腸関節の位置の関係から、腰の反りが無くなって腰が丸くなり、骨盤が後ろに傾くと、股関節で大腿骨は外側に回旋し、内側に捻りにくくなります。外股、がに股になります。
反対に、腰の反りが強く反り腰になると、骨盤が前に傾き、股関節で大腿骨は内側に回旋し、外側に捻りにくくなります。内股になります。

腰椎をはじめ脊柱の柔軟性がなくなり、骨盤の傾きが前傾か後傾に固定されると、股関節の可動域も制限されます。
制限されている状態で動きにくいほうに脚を出せば股関節周りの組織が無理に捻れることになり、組織の損傷につながります。

変形性股関節症

股関節の重心がずれ股関節が浅くなると、狭い範囲に負荷がかかるため軟骨が変形する可能性があります。

変形性股関節症と診断された場合、変形したものは戻りませんが、骨盤の歪みをとり脊柱の柔軟性を出し、股関節周りの筋肉を緩めることで痛みは軽減する可能性があります。

変形の程度によっては人工股関節に置換するなどの手術が必要です。

トリガーポイントの関連痛

トリガーポイントとは、筋肉の一部が縮んで硬くなった筋硬結で、押すと痛みがあるポイントです。
他の部位に痛みやシビレなどの症状(トリガーポイント関連痛)を引き起こします。

カクッと膝や股関節の力が抜ける

股関節に付着する腱に過剰な刺激が加わると、不意に膝や股関節がカクッとなって力が抜けることもあります。
身体には、筋肉・腱などに限界を超えるようなストレスがかかると力が抜ける仕組み(自原抑制)があります。
腱が過剰に引っ張られたりすると、その腱につながる筋肉の神経信号が弱くなります。
つまり、力が抜けます。

また、主働筋に力が入ると拮抗筋の力が抜けるような神経の回路があります。
例えば、自然に膝を曲げたり、伸ばしたりする動作のとき、膝を曲げる筋肉(主働筋)に力が入ると、伸ばす筋肉(拮抗筋)の力が抜けるようになっています。
力が抜けないと膝を曲げることも伸ばすこともできません。
神経が何らかにより刺激されて過剰に神経信号が伝われば拮抗筋の力が必要以上に抜けてしまい、カクッとなってしまいます。