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内腹斜筋

内腹斜筋の付着部(起始と停止)

起始:
胸腰筋膜、
腸骨稜の中間線の前部2/3、
鼡径靭帯の外側2/3
停止:
下位3つの肋骨の内側面、
内腹斜筋腱膜から白線
内腹斜筋の付着部、起始、停止

内腹斜筋の作用

脊椎関節で体幹を屈曲、
脊椎関節で体幹を側屈、
脊椎関節で体幹を同側回旋、
腰仙関節で骨盤を後傾、
腰仙関節で骨盤を挙上、
腰仙関節で骨盤を対側回旋、
腹圧を高める、
内臓の保護

内腹斜筋の支配神経と動脈

神経:
肋間神経、腸骨下腹神経、腸骨鼡径神経(T7~T12、L1)

動脈:
上下腹壁動脈と深腸骨回旋動脈の筋枝

内腹斜筋のトリガーポイントと関連痛

※外腹斜筋と同じ。
●がトリガーポイントの位置、
赤く塗った領域がトリガーポイント関連痛領域です。
内腹斜筋および外腹斜筋のトリガーポイント関連痛領域

内腹斜筋のトリガーポイントを引き起こす要因

筋肉の酷使(過度のエクササイズ、便秘時の排便いきみ、慢性の咳、長時間の強制的な腹式呼吸、長時間捻る姿勢など)、
外傷、
内臓疾患、
情緒的ストレス(防御反応として腹壁が緊張する)、
など。

身体への影響

内腹斜筋のトリガーポイントは、
胸部、腹部、骨盤、鼡径部に疼痛や、
胸やけ、消化不良、悪心、下痢、嘔吐などの内臓症状、
などを引き起こす傾向があります。

鑑別すべき疾患や症状

内腹斜筋のトリガーポイントは、
消化性潰瘍、裂孔ヘルニア、虫垂炎、小腸内感染症、尿管疾患、胆嚢炎、月経痛、女性生殖器疾患などの内臓疾患との鑑別が必要です。