外腹斜筋の付着部(起始と停止)
起始:
第5~12肋骨外側面
停止:
腸骨稜の外唇前半部、
外腹斜筋腱膜から白線
外腹斜筋の作用
脊椎関節で体幹を屈曲、
脊椎関節で体幹を側屈、
脊椎関節で体幹を対側回旋、
腰仙関節で骨盤を後傾、
腰仙関節で骨盤を挙上、
腰仙関節で骨盤を同側回旋、
腹圧を高める、
内臓の保護
外腹斜筋の支配神経と動脈
神経:
肋間神経(T5~T12)
動脈:
上下腹壁動脈の筋枝
外腹斜筋のトリガーポイントと関連痛
※内腹斜筋と同じ。
●がトリガーポイントの位置、
赤く塗った領域がトリガーポイント関連痛領域です。
外腹斜筋のトリガーポイントを引き起こす要因
筋肉の酷使(過度のエクササイズ、便秘時の排便いきみ、慢性の咳、長時間の強制的な腹式呼吸、長時間捻る姿勢など)、
外傷、
内臓疾患、
情緒的ストレス(防御反応として腹壁が緊張する)、
など。
身体への影響
外腹斜筋のトリガーポイントは、
胸部、腹部、骨盤、鼡径部に疼痛や、
胸やけ、消化不良、悪心、下痢、嘔吐などの内臓症状、
などを引き起こす傾向があります。
鑑別すべき疾患や症状
外腹斜筋のトリガーポイントは、
消化性潰瘍、裂孔ヘルニア、虫垂炎、小腸内感染症、尿管疾患、胆嚢炎、月経疼痛、女性生殖器疾患などの内臓疾患との鑑別が必要です。