出産後の骨盤
妊娠から出産にかけて緩んだ骨盤の靭帯は、出産後約6週間で硬くなり、骨盤が元の状態に戻るまで3~4カ月かかります。
この間のすごし方次第では骨盤が歪んだまま、固まってしまいます。
産後、
『体重は戻ったのに出産前にはいていたパンツがはけなくなった』場合や、
『出産前と比べて脚の付け根(大転子)が横に出っ張ってる』場合、
骨盤が広がったまま固まってしまっている可能性があります。
出産後の骨盤ケア
出産後6週間くらい、緩んだ靭帯が硬くなるまでは、骨盤ベルトやトコちゃんベルト、サラシなどで骨盤を締めます。
ベルトをつける位置などは、『恥骨の痛み 対策1.恥骨結合を締める』をご覧ください。
産後の骨盤矯正
産後6週間くらいで緩んだ靭帯が硬くなり、元の骨盤の状態に戻るのに3~4カ月くらいかかります。
産後3~6カ月後に、まだ痛みがあったり骨盤が広がっている感覚がある場合、骨盤が歪んだ状態で固まっている可能性があります。
その場合、骨盤を矯正して整えておいた方が後々何らかの障害を発症するリスクが減ると考えられます。
ストレッチはNG
恥骨が痛い場合、炎症を起こしている可能性がありますので、痛みを確かめるように押してみたり、マッサージ、ストレッチ、体操など、痛みが出る動作はすべて悪化の原因となります。
骨盤底筋を鍛えるエクササイズ
骨盤底筋が緩むと、膀胱や腸が下がり、尿漏れ、頻尿、便秘、痔などを起こしやすくなります。
上図のように、骨盤に骨盤ベルトか、さらしを巻き、膝を立て仰向けになります。
お尻を持ち上げられないときは、お尻の下にクッションや二つ折りにした座布団を入れます。
8秒かけて肛門を締めます。
次に
8秒かけて肛門を緩めます。
これを数セット行います。