『首が常に凝っていて、デスクワークなどで疲れてくると痛くなり、伸ばしたくなる』というような場合、首の一部の関節が動いていない可能性があります。
首には7つの頸椎(椎骨)があり、上下の椎骨で関節をつくり接続しています。
また、椎骨には頭や首を支えたり動かすためにたくさんの筋肉が付いています。
首の一部の関節が動かなくなる(関節機能障害)と、その関節を動かしたり支える働きをしている筋肉が自由に伸縮できなくなり、筋肉のポンプ作用が止まってしまい血流が悪くなります。
常に血流が悪く凝っている状態となり、同じ姿勢を長時間続けているとすぐ酸欠になり疲労して痛くなります。
ひどくなると頭痛や吐き気などもでます。
首が凝ってくると、首と胸椎や肋骨、肩甲骨をつなぐ筋肉にまで凝りが広がります。
施術
首に限らず背骨の関節は、一部が動かなくなっても他の部位が補って動くため、体操やストレッチなどを行っても簡単には改善しません。
背骨の動きがある関節を固定しておいて、ピンポイントで動かない関節にアプローチし可動化します。
頸椎に付着する筋肉
頸椎に付着する筋肉には、
後頭下筋群、
斜角筋、
最長筋、
多裂筋、
頭板状筋、
頸板状筋、
頭半棘筋、
肩甲挙筋、
僧帽筋、
菱形筋、
前頭直筋、
外側頭直筋、
頭長筋、
頸長筋、
など、があります。
他に、頸椎には付着しませんが首の凝りに関係する筋肉として胸鎖乳突筋があります。
首まわりの筋肉に、筋トリガーポイントという筋硬結が起こると、関連痛を引き起こします。