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肩こりの原因と整体での解消法

当院では、背骨の歪みからくる肩こりを根本的に解消します。

背骨の歪みからくる肩こりとは、
首から肩にかけての頸椎と胸椎の椎間関節の可動性が無くなることで、
その関節を動かす筋肉が緊張し、重い、だるい、突っ張るなどの違和感を発します。
また、その関節まわりの靭帯や筋肉が血行不良を起こし痛みを発します。

肩こりが頸椎と胸椎の歪みからきている場合、
首を動かしたとき、肩と首の付け根に痛みや詰まり感、突っ張り感が出たり、
首の可動域が狭くなっていたりします。

頸椎や胸椎の椎間関節が固まってしまい動かなくなると、
動かない範囲にもよりますが、首の筋肉が緊張し首の血管や神経を圧迫するため、
頭痛やめまい、吐気などを伴うこともあります。

当院では、固まって動かなくなった椎間関節を見つけて可動化することで肩こりを根本的に解消します。

このページでは、当院での肩こり解消の施術をご紹介していますが、備忘録も兼ねています。
そのため、一部記載している専門用語の説明は省略しています。

椎間関節の可動制限からくる肩こり

肩こりの部位と原因

首肩のこりの部位と原因

首と頭のつけ根

後頭部の下、首と頭のつなぎ目あたりの中央やや右か左に、重い感じや張り、こり感などが常に出ている場合、
頸椎2~3番間の椎間関節の可動制限による可能性があります。
椎間関節の可動性が無くなり関節周辺の靭帯や筋肉が緊張し神経が異常信号を発しています。

後頭骨と上部頸椎の間が詰まると、後頭下筋が短縮し後頭神経が刺激され、頭部神経痛という頭痛の原因になります。

首から肩にかけて(脊柱沿い)

頸椎~胸椎の椎間関節が可動制限を起こすと、可動制限を起こしている椎骨に付着する筋肉が緊張し、重い感じや張り、こり感などが出ます。
また、首を前後左右に曲げたり左右に回旋すると、可動制限がある関節の上か下の関節が余計に動かされるため、詰まり感や痛みを発します。

背骨のズレからくる肩こり、つまり感、違和感、痛み、違和感

首から肩にかけて(全体)

デスクワークなどで長時間、頭が前に出る体勢をとっていると、頭を支えるために、首や肩の背側の筋肉が伸長された状態で固定されます。

筋肉は伸びたり縮んだりすることで血流が起こりますが、これができない事で首や肩の筋肉が酸欠になり疲労物質や発痛物質が溜まり首肩のこりや痛みを発します。

日常的に背中を丸めた姿勢が続くと、大胸筋や小胸筋、三角筋、前鋸筋など、身体の前側の筋肉やその筋膜が短縮し、慢性的な肩こりの原因になります。

デスクワークの肩こり

第1肋骨

肩の内側1/4のあたりで第1肋骨を触れます。
ここを押すと硬くて痛みがある場合、頸椎7から胸椎3番くらいまでの椎間関節の可動制限と肋骨と胸骨との肋椎関節の可動性が悪くなっています。

硬いのをほぐそうとしてグリグリ揉む人がいますが、骨なのでほぐれません。
グリグリ揉んでそこに付着している斜角筋を傷めてしまうと、その近くを通っている腕に行く神経と血管を刺激して、腕にシビレや痛みが出る斜角筋症候群を引き起こしてしまうかもしれません。

肩こり解消の整体施術

当院では、背骨の矯正と筋膜リリースにより、
背骨の歪み、可動制限、筋膜の短縮など肩こりの原因を取り除きます。

椎間関節や肋椎関節の矯正

頸椎と胸椎、肋椎関節の可動性を検査して、可動性が無い椎間関節や肋椎関節を可動化します。
背骨が真直ぐになり関節が正常に機能することで、靭帯や筋肉も正常に機能し肩こりが根本的に解消されます。

骨盤や腰椎、股関節など他の部位の影響で頸椎や胸椎が捻れていることもあります。
そのため、症状が肩こりだけでも、股関節や骨盤、腰椎なども必要に応じて矯正します。

筋膜リリース

背中が丸い姿勢の人は、
大胸筋や小胸筋、三角筋など身体の前側の筋肉の筋膜が短縮しています。
これらの筋膜が短縮していると、結果的に、巻き肩になり背骨から肩甲骨についている僧帽筋という筋肉が常に伸長され緊張しています。

大胸筋や小胸筋、三角筋など身体の前側の筋肉の筋膜を緩めることで、僧帽筋の緊張をとり血流を改善し凝りを解消します。

肩こりの施術

首肩のこりに関係する主な筋肉

後頭下筋群

大後頭直筋

起始

C2棘突起

停止

後頭骨下項線

神経

後頭下神経

小後頭直筋

起始

C1後弓の結節

停止

後頭骨の下項線

神経

後頭下神経

上頭斜筋

起始

C1横突起

停止

後頭骨の項線間

神経

後頭下神経

下頭斜筋

起始

C2棘突起

停止

C1横突起

神経

後頭下神経

頭板状筋

起始

項靭帯の下半分 C7~Th4棘突起

停止

乳様突起、上項線の外側

神経

頸神経

頸板状筋

起始

Th3~Th6棘突起

停止

C1~C3横突起

神経

頸神経

胸鎖乳突筋

起始

胸骨柄の上(胸骨頭)
鎖骨の内側1/3(鎖骨頭)

停止

側頭骨乳様突起、後頭骨の上項線外側部

神経

第11脳神経(副神経)の脊髄部、C2~C3

前斜角筋

起始

C3~C6橫突起の前結節

停止

第1肋骨

神経

(C3)、C4~C8

中斜角筋

起始

C2~C7橫突起の後結節

停止

第1肋骨

神経

(C3)、C4~C8

後斜角筋

起始

C6、C7橫突起の後結節

停止

第2肋骨

神経

(C3)、C4~C8

肩甲挙筋

起始

C1~C4横突起

停止

肩甲骨上角と肩甲棘上部の間の内側縁

神経

C3~C5

僧帽筋

起始

外後頭隆起、後頭骨上項線中央、項靭帯、C7~Th12の棘突起

停止

鎖骨の外側1/3、肩峰、肩甲棘

神経

第11脳神経(副神経)の脊髄部、C2~C4

小菱形筋と大菱形筋

起始

C7~Th1の棘突起(小菱形筋)
Th2~Th5の棘突起(大菱形筋)

停止

肩甲骨の内側縁上部(小菱形筋)
肩甲骨の肩甲棘~下角の内側縁(大菱形筋)

神経

C4~C5

前鋸筋

起始

第1~第8肋骨(第9肋骨)の外面

停止

肩甲骨の内側縁の前面

神経

C5~C8

大胸筋

起始

鎖骨の内側半分、胸骨、第1~6肋軟骨

停止

上腕骨大結節稜

神経

C5~T1

小胸筋

起始

第3~5肋骨

停止

肩甲骨烏口突起の内側面

神経

C5~T1

上後鋸筋

起始

C7~T3棘突起

停止

第2~5肋骨の後面

神経

T1~T4 (肋間神経)