当院での肩こりの施術は、
主に骨盤から、腰、背中、肋骨、肩まわりまでの筋肉や筋膜を緩めます。
安全でソフトな施術のため、途中で眠ってしまう方がほとんどです。
デスクワークなどで、背中を丸めて手を前に出した体勢では、頭が前に出て、その頭を支える脊柱起立筋の負荷が増大します。
この脊柱起立筋を補助するために、肩甲骨まわりの筋肉が使われます。
また、背中を丸めた姿勢では、肩甲骨が前のめりになり巻き肩になるため、背骨から肩甲骨についている僧帽筋という筋肉が伸ばされ疲労します。
筋肉が伸ばされ、疲労し硬くなり血行不良になることで、酸欠になり老廃物や発痛物質が溜まり凝りや痛みを引き起こします。
肩こりを感じるのは、主に首から肩にかけての、肩甲挙筋と僧帽筋など身体の後側の筋肉です。
背中を丸めた姿勢が続くと、大胸筋や小胸筋、三角筋など身体の前側の筋肉も硬くなるのですが、こちらは、ほとんど凝りや痛みを感じません。
肩こりを解消するには、大胸筋や小胸筋、三角筋ほかに前鋸筋、外腹斜筋など身体の前側の筋肉も緩める必要があります。
これらの筋肉が硬いと、結果的に、肩甲骨についている僧帽筋や肩甲挙筋などが引っ張られたままになり休まりません。
背中を丸めた姿勢では、上部頸椎と後頭骨の後ろが詰まるため、後頭下筋が短縮し後頭神経が刺激されることによる、頭部神経痛という頭痛の原因になることもあります。