頭板状筋の付着部(起始と停止)
起始:
項靭帯の下半部、
第7頸椎~第4胸椎棘突起
停止:
乳様突起と上項線の外側1/3
頭板状筋の作用
作用:
脊椎関節で頭と頸部を伸展、
脊椎関節で頭と頸部を側屈、
脊椎関節で頭と頸部を同側回旋
頭板状筋の支配神経と動脈
神経:
中および下の頸神経
動脈:
後頭動脈下行枝の筋枝、頸動脈の浅枝
頭板状筋のトリガーポイントと関連痛
●がトリガーポイントの位置、
赤く塗った領域がトリガーポイント関連痛領域です。
頭板状筋のトリガーポイントを引き起こす要因
筋肉の酷使(頭を前に突き出した姿勢、長時間右か左を向いたままの姿勢、うつ伏せで顔を上げて読書、バイオリンの演奏、など)
冷気にさらす、
外傷、
など。
身体への影響
頭板状筋のトリガーポイントは、
首の屈曲制限、回旋制限、
頸椎椎間関節機能障害、
頭痛、
などを引き起こす傾向があります。
鑑別すべき疾患や症状
頭板状筋のトリガーポイントは、
頸椎椎間関節機能障害、
片頭痛、
痙性斜頸、
などとの鑑別が必要です。