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左手が右肩にとどかない(症例)

主訴

左手を右肩に付ける動作がきつい。
左手が右肩にとどかない。
硬い感じで痛みはない。
左の結滞動作がきつい。
40歳代、男性、
デスクワーク。

左手が右肩にとどかない(症例)

問診

痛みは?

痛みはない。

いつから?きっかけは?

ここ1カ月くらい。
きっかけは分からない。

どういうとき困りますか?

服を着替えるとき。
頭を洗うときなど不便を感じる。

評価

左肩の可動性

左水平内転で制限。
左肩関節内旋制限。
左結帯動作制限。

仙腸関節の可動性検査

立位、
右AS腸骨、左PI腸骨。

座位、
右AS腸骨。

脊柱の可動性

伏臥位での脊柱可動性検査、
腰椎右側の可動性がない。
上部胸椎左右とも可動性がない。
頸椎2~3番左椎間関節の可動性がない

施術

健側の筋を使った神経筋反射療法

左肩の、
肩回旋筋群、
僧帽筋、
三角筋、
大胸筋、
広背筋、
に対し神経筋反射療法を行った。

六層連動操法

仙腸関節、
腰仙部、
肋椎関節、
胸肋関節、
肋骨間、
胸椎椎間関節、
頸椎椎間関節、
を一通り調整した。

施術後評価

左水平内転の制限は改善し左手が右肩に付くようになった、左結滞動作は3割くらい改善した。

1週間後(2回目)。
以前よりは良いが、まだ左手を右肩に付ける動作と左結滞動作がきつい。
前回の施術で改善した制限が戻った。
腰椎椎間関節と胸椎椎間関節はまた硬くなっていた。

前回と同様に、左肩まわりの神経筋反射療法と六層連動操法を行った。

2週間後(3回目)。
左結滞動作の制限がまだあるが、左手で右肩を触れる状態をキープした。
腰椎椎間関節と胸椎椎間関節はまた硬さが戻っていた。

左肩まわりの神経筋反射療法と必要か所に六層連動操法を行った。

前回以降1~2週間おきに5回施術。
右と比べると左結滞動作の制限はまだあるが日常生活では気にならなくなった。

左肩まわりの神経筋反射療法と六層連動操法を一通り行った。

考察

原因は分からないが左肩回旋筋群三角筋、大胸筋に筋拘縮があり肩関節の可動域が制限されていた。
上部胸椎の椎間関節も可動制限があったため肩甲骨の動きも制限されていた。
そのため、左上腕の可動域が狭くなっていた。

左肩まわりの筋拘縮には神経筋反射療法を行った。