高津整体院 > 症例 > 首を寝違えてから痛くて右向けない

首を寝違えてから痛くて右向けない(症例)

主訴

一週間前、首を寝違えてから首を右に捻ることができない。
首を右に捻ると痛みがでる。
50歳代、男性、
デスクワーク。

首を寝違えてから首の右回旋制限と右回旋で痛みがでる(症例)

問診

痛む部位は?

首の右後ろあたり?ハッキリここと言えない。

痛みの種類は?

ズキンとする痛み。

いつから?きっかけは?

一週間前に首を寝違えてから。

痛むタイミングは?

首を右に捻る動作をすると痛みが出て、首を右に捻ることができない。
首を右に捻ると固まる感じ。
右を向こうとすると上半身捻らないと向けない。
左を向くのは痛くない。

評価

座位での首の屈曲伸展動作で、胸椎1~6番の右椎間関節の可動性がない。

仙腸関節の可動性検査

立位、
右AS腸骨、左PI腸骨。

座位、
右AS腸骨。

脊柱の可動性

伏臥位での脊柱可動性検査、
脊柱全体的に可動性が少ない。
胸郭も柔軟性がない。

施術

六層連動操法

股関節、
仙腸関節、
腰仙部、
肋椎関節、
胸肋関節、
肋骨間、
胸椎椎間関節(特に右の椎間関節が硬かった)、
頸椎椎間関節、
を一通り調整した。

健側の筋を使った神経筋反射療法

両側の胸鎖乳突筋、頭板状筋、僧帽筋の神経筋反射療法を行った。

施術後評価

首の右回旋ができるようになった。
痛みはまだ少しあるが気にならない程度ということと、可動性が改善しているので、しばらく様子をみてもらうこととした。

考察

首の寝違えから首の筋肉が炎症を起こし防御反応により緊張して頸椎椎間関節の可動性制限を起こしていたと思われる。
施術は可動制限がある関節を可動化した。
主訴は首の可動制限と痛みだが、腰椎や仙腸関節など離れた部位に可動制限があると治らない可能性があるため全体的に調整した。
筋肉の緊張があったため首周りの筋肉の神経筋反射療法も行った。