主訴
歩いているとだんだん下腿の外側が痛くって歩けなくなる。
外で歩く仕事。
60歳代、男性。
問診
痛む部位は?
右下腿の外側、腓骨の後ろあたりに沿って。
痛みの種類は?
鈍痛?張ってくるような痛み。
痛くなるタイミングは?
朝は痛く無いが仕事で動いているとだんだん痛くなってきて、夕方帰る頃にはかなり痛い。
いつから?きっかけは?
きっかけは思い当たらない。前々から。
他で治療は受けましたか?
特に検査や施術は受けていない。
評価
右股関節とその周辺の筋肉が硬い。
右の腓骨筋の張りが強い。
現在の痛み確認
何もしなくても少し痛みがある。押すと痛みが強くなる。
仙腸関節の可動性検査
立位、
右AS腸骨、左PI腸骨。
座位、
右AS腸骨。
脊柱の可動性
伏臥位での脊柱可動性検査、
腰椎はほとんど可動性がない。
腰部の筋肉の張りも強い。
施術
六層連動操法
施術は六層連動操法で、
右足関節、右腓腹筋、右股関節、両仙腸関節、肋椎関節、腰仙部、腰椎、背側骨間筋を調整した。
施術後評価
右股関節とその周辺の筋肉、右腓骨筋の張りはほぼ解消した。
施術前からあった痛みは今現在出ていないということで、しばらく様子をみてもらうこととした。
考察
右の股関節の動きが悪く歩行時に腓骨筋に過負荷がかかり、慢性的な筋肉疲労による痛みがでていたと考えられる。