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瞼、目の下、頬、口周りなど顔の痙攣や引きつれ

顔の筋肉のほとんどは顔面神経(第7脳神経)が支配しています。
顔の筋肉は表情筋とよばれ、脳から顔面神経を経由して信号が送られ表情をつくります。
この顔面神経が途中で圧迫や牽引など刺激を受け神経内に信号が発生すると表情筋がぴくぴくと痙攣を起こします。
瞼、目の下、頬などに痙攣が起こることが多いですが、口周りがつままれたように引きつることもあります。

何かの病気やケガの後遺症からきているものでなければ、
顔面神経を刺激している箇所を見つけて緩めることで顔の痙攣が治まる可能性があります。

第7脳神経、顔面神経の走行

顔の痙攣の原因

顔面神経は、耳のすぐ後ろの出っ張っている部位の奥(茎乳突孔)から出て、耳下腺を貫通して顔の各表情筋までいきます。
その途中で刺激されると、神経がいっている先の筋肉が痙攣します。

特に、顔面神経が圧迫されやすいのは、側頭骨の茎状突起と耳下腺の間で、外頸動脈、下顎後静脈、後二腹筋、茎突舌骨筋、茎状突起、その領域の結合組織などです。 食いしばりや噛みしめるときに使う咬筋が硬くなって顔面神経を刺激し顔の痙攣が起こることもあります。

顔の痙攣のキッカケ

硬い物をたくさん食べて顎の筋肉が張ってる、
片側で噛む、
食いしばるクセがある、
頬杖をつくクセがある、
歯の治療をして噛み合わせが変わった、
などがキッカケになることがあります。

ほかに顎周りや顔をもみほぐすことで顔面神経が炎症を起こし痙攣している可能性もあります。

顔の痙攣の止め方

目の周りや頬など顔の痙攣の止め方

筋肉が硬くなって顔面神経を刺激している場合は顔面神経の通り道の筋肉を緩めます。
左右の筋肉の硬さを比べてみて痙攣する側が硬ければ緩めます。
緩め方は、指で圧をかけながら下方向に粘土をジワーと伸ばすような感じで行います。
このとき、顎の力は抜きます、口は半開きになります。
長くても1分くらいまでです。

口の開け閉め、下顎を前後左右に動かすなどをすることで痙攣が止まることもあります。

※効果が無い場合は中止してください。
※グリグリ揉まないでください。グリグリ揉むと神経が炎症を起こして悪化します。

顔をマッサージしたりグリグリ揉んだことが原因と思われる場合は、しばらく触らないようにします。

色々な方向に顔を向けることで顔面神経の刺激が治まり痙攣が止まることもあります。

例えば、単純に右を向く、右下、斜め右下、右上、頭は右に倒して顔は上に向ける、など、色々な角度に動かしてみて、痙攣が止まる位置を探します。
痙攣が止まったらその位置(角度)で2~3秒じっとします。それだけですが、これで治まることもあります。
最初は、右目周辺が痙攣する場合は右方向、左目周辺が痙攣する場合は左方向と、痙攣する側に向けてみてください。