底側骨間筋の付着部(起始と停止)
起始:
第3~5中足骨の底面および内側面
停止:
第3~5基節骨の内側面
底側骨間筋の作用
中足趾節関節で第3~5趾を内転、
中足趾節関節で第3~5趾を屈曲
底側骨間筋の支配神経と動脈
神経:
脛骨神経(S1、S2)
動脈:
底側中足動脈
底側骨間筋のトリガーポイントと関連痛
赤く塗った領域がトリガーポイント関連痛領域です。
底側骨間筋のトリガーポイントを引き起こす要因
筋肉の酷使(砂地を歩くなど)、
足に合わない靴を履く、
靴底が硬い靴を履く(中足趾節関節での運動が制限される)、
ギブスや足の過回内により足が不動状態になる(足の内在筋を酷使する)、
足の構造が変形、
外傷、
中足骨の疲労骨折、
など。
身体への影響
底側骨間筋のトリガーポイントは、
足部の圧痛、
歩行時の疼痛、
中足趾節関節で伸展時に疼痛や伸展制限、
足の痙攣、
など
を引き起こす傾向があります。
鑑別すべき疾患や症状
足底筋膜炎、
中足骨の疲労骨折、
足根関節機能不全、
中足骨間の足趾神経の絞扼、
などとの鑑別が必要です。