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筋(スジ)を痛めたときの対処法

不意に筋(スジ)を伸ばしてしまって、ズキンズキンと痛む場合の、とりあえず悪化させないための対処法とその理由をご紹介します。

冷やすか暖めるか

足をくじいたり、関節を捻ってスジを伸ばしたような、捻挫したような時、「冷やす」か「暖める」かよく聞かれますが、赤く腫れて、熱をもっているようでしたら、(炎症をおこしているようでしたら)、冷水・氷水・アイスパック・保冷剤などで10~15分冷やして下さい。
ただし、冷やし過ぎて血流が滞ると回復が遅れますので患部の状態をみながら冷やす必要があります。

早期回復には、痛めた部位はなるべく動かさないことが必要です。痛みが出る姿勢や動作は傷が広がってしまい悪化します。

冷やす理由

炎症をおこしている場合、痛みを起こす物質(炎症物質)がそこに停滞しています。冷やすことで血管が細くなり炎症物質がしぼりだされるように出ていきます。・・・その後冷やすのをやめると血管に新鮮な血液が流れこんできます。これを繰り返すことで傷んだ組織から炎症物質が速やかに取り除かれ回復に必要な酸素や栄養物質が早く行き渡るからです。

冷→温→冷→温の繰り返しも効果的。

※氷などで冷やすのと冷湿布を貼るのとでは効果は異なります。

身体全体を温めるのは良いです。
お風呂につかって全身を温めると、血流や体液の流れが良くなり、炎症物質が流され組織の修復に必要な酸素や栄養物質も運ばれるので回復が早くなります。

炎症とは

炎症は、「組織の傷害原因を取り除き、損傷を受けた組織を修復する」といった一連の生体組織の防御反応です。
生体組織は、傷害部位において、微生物、毒素、異物などを除去し、それらが他の部位に広がるのを防ぎ、組織の修復を行います。

①組織障害、

②反応、

③組織の修復、
の3つの段階があります。

炎症には、発赤・疼痛・発熱・腫脹といった4つの徴候症状があり、損傷部位の機能障害をもたらすこともあります。

早く回復させるには

炎症を起こしている部位を使い捨てカイロなどで温めると、炎症が促進され痛みや腫れは強くなりますが結果的に早く回復するという考えもあります。